続いては、実際に馬がいるパワースポットをご紹介しましょう。まずは午年の開運スポットとして名高い、東京の神田明神です。大黒様、恵比寿様、平将門様の三柱を祀るため、縁結びから商売繁盛、勝運、厄除けなど幅広い御利益があるパワースポットです。

神社に馬がいるのは、馬が神様の乗り物という言い伝えに端を発します。古くから奉納された馬は「御神馬(ごしんめ)」として神聖視されてきました。神社に「絵馬」があるのも、人の願いを神様に届けるお使い、という理由からです。
神田明神の御神馬の名は、可愛いポニーの「あかり」ちゃん。夏場は避暑地で過ごしていますが、それ以外は随神門の横にある馬舎にて、看板娘として参拝客をお迎えしています。あかりちゃんにちなんだ「うまくいくお守り」などのグッズも人気です。
ちなみに2026年の1月1日は大安、2日は赤口です。赤口はあまり縁起が良くないとされていますが「午の刻(うまのこく)」である11時から13時頃にかけては鬼神が休むため、「吉」とされています。1月2日に参拝するなら、この時間帯がおすすめ。午年の午の刻を狙ってパワーを授かりましょう。

続いては東京都葛飾区にある、五方山・熊野神社。
パワースポット好きに名高い陰陽師・安倍晴明が関東で唯一勧請した歴史を持つ神社です。近くを流れる中川の氾濫による水害を避けるため、安倍晴明が陰陽五行説にのっとり、境内の敷地を正五角形にして結界を貼りました。その形状は今もなお健在です。
同神社には「きらら」「ちょこ」「ばにら」の3頭の御神馬ポニーが暮らしています。神社の境内と隣接する熊野幼稚園の中間に厩舎と馬場があり、ポニーは子どもたちにも大人気。なお、七五三の祈祷を受けた子どもたちはポニーが曳く馬車に乗って境内を回る「七五三ポニー馬車」運行日も多くの人で賑わいます。
パワーを授かりつつ、心がほっこり和むような気分になれるスポットへ、ぜひお出かけください。