続いてご紹介するのは、白い残雪が映える春の北アルプスと桜のコントラストが楽しめるスポットです。

おすすめは長野県白馬村。画像は「野平(のだいら)の一本桜」です。遮るもののない高台の田園地帯に、ソメイヨシノが淡いピンクの花を咲かせ、背後の白馬三山との鮮やかなコントラストを描き出します。朝日に照らされる山々と桜の競演は、多くの写真家を魅了する神々しい光景です。村の素朴な原風景の中に息づく、春の白馬を象徴するような美しさを楽しめます。見頃は例年4月下旬から5月上旬にかけてです。
同じく白馬村にある大出公園も、必ず訪れたいスポット。「野平の一本桜」から車で10分程度です。清流・姫川と茅葺き屋根の民家、そして背後にそびえる白馬三山の勇壮な残雪が、満開の桜と一体になる光景が広がります。吊り橋のふもとから眺める景色は、まるで一枚の完成された風景画のような美しさ。雄大な北アルプスを仰ぎながら、せせらぎと桜に包まれる贅沢な春のひとときは、訪れる人の心を深く癒してくれます。

続いては、北アルプスを北側から望むスポット。富山県朝日町をご紹介しましょう。
この地の大きな特徴は「春の四重奏」と呼ばれる景色に出会えること。その名の通り、4つの色彩が重なることで完成するこの風景の背後にそびえるのは、白く輝く残雪の北アルプス(朝日岳・白馬岳)。
その麓に、舟川の両岸約600メートルにわたる約280本の桜並木が淡いピンクの帯を作り、さらに手前には鮮やかな黄色の菜の花、そして早咲きの赤いチューリップが絨毯のように広がります。
かつては桜の見頃と重ならなかったチューリップや菜の花ですが、桜に合わせて農家の方々が品種や時期を調整し、この美しい「四重奏」が実現しました。雪山の白、桜の桃色、菜の花の黄、チューリップの赤が青空の下で一堂に会する光景は、まさに地上に現れた楽園のよう。2026年のベストな見頃は4月上旬~4月中旬と予想されています。