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2026年03月20日

体調に気を配って春満喫♪ 春の暦と健康

3月19日、東京に「桜の開花宣言」が発表されました。昨年より5日早い開花となり、来週と再来週の週末は都内各地の桜の名所がお花見で賑わいそうです。

寒さが厳しかった分、春の陽気は嬉しく感じますよね。一方で、季節の変わり目ということで体調を崩しがちになったりと、心身のケアも求められる時期でもあります。そこで今月は「春の暦と健康」と題しまして、春に関する暦や健康の雑学や、旬を迎える食材についてご紹介しましょう。

しっかりと体調に気を配りつつ、春本番をお楽しみください!

今年の「春分の日」は金曜日にあたり、3連休を満喫する方も多いと思います。季節柄、嬉しい祝日ではありますが、実はこの日は天文学や宗教、さらに私たちの心の文化が交差する、大きな節目の日でもあります。

天文学としての視点では、春分の日は「太陽が真東から昇り、真西に沈む日」です。昼と夜の長さがほぼ等しくなり、この日を境に北半球では昼の時間が一分一秒と長くなっていきます。陰と陽、光と闇のバランスが完璧に保たれるこの瞬間は、古来より「中道(ちゅうどう)」、つまり極端に偏らない調和の状態であると尊ばれてきました。

また、仏教において春分の日を挟んだ前後7日間を「お彼岸」と呼ぶのも、この「彼岸(悟りの世界)」と「此岸(迷いのある現世)」が最も通じやすくなるバランスの取れた時期だから、という理由からです。

東洋だけにとどまらず星占い、いわゆる西洋占星術の視点でも、春分の日は太陽が十二星座の先頭である「牡羊座」に入る瞬間であり、「宇宙の元旦」とも称されます。一年間のエネルギーがリセットされ、新しいサイクルが始まるスタートラインです。

この時期にお墓参りに行き、先祖に感謝を捧げる日本の習慣は、過去と先祖を敬うことで自分自身の足元を固め、新しい季節すなわち未来へと力強く踏み出すための、理にかなった儀式とも言えるでしょう。

さらに春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日と法律でも定められています。冬の厳しい寒さに耐え、ようやく顔を出した新芽や、動き始めた虫たち。それら小さな命に目を向け、自分もまた大きな自然の一部であることを再確認する―。そんな心の余裕を持つことが、忙しない年度末を乗り切るためのカギとなります。

春分の日は、私たちが「立ち止まり、整え、そして踏み出す」ための、宇宙が用意してくれた一時停止ボタンといえるかもしれません。
 
春は希望に満ちた季節である一方、私たちの体は一年で最も「過酷な環境」に置かれるといっても過言ではありません。3月から4月にかけての健康管理において、最大のキーワードとなるのが「自律神経」です。

自律神経とは、自分の意思ではコントロールできない内臓の動きや体温調節、血管の収縮・拡張などを、24時間体制で管理している「自動管制塔」のようなもの。ここがバグると、体中のあらゆるシステムにエラーが出始めます。

自律神経を崩す環境要因は大きく2つ。ひとつは「激しい寒暖差」です。「花冷え」という言葉がある通り、昼間は初夏のような陽気でも、夜には真冬の寒さに戻ることがあります。私たちの体は、気温差が7度を超えると、体温を一定に保つために自律神経を過剰に働かせ、エネルギーを著しく消耗します。これが「寒暖差疲労」と呼ばれるもので、原因不明のだるさ、頭痛、肩こりなどを引き起こします。

もうひとつの環境要因は、社会的な「環境の変化」です。年度替わりによる異動、進学、新生活への移行は、無意識のうちに強い緊張状態を強いています。気候という物理的なストレスと、こうした心理的なストレスのダブルパンチが自律神経を乱し、いわゆる「春バテ」や五月病の前兆となるメンタルの落ち込みを招くことになります。

こうした状況を乗り切るために最も効果的なのは、生活のリズムに「変わらない軸」を作ること。第一に、朝のルーティンです。

起きたらすぐに太陽の光を浴びることで、幸福ホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌が促され、体内時計をリセットしてくれます。

第二に、温度調節の徹底です。ストールやカーディガンを常備し、首、手首、足首の「三つの首」を冷やさないことが、自律神経の消耗を防ぐ物理的な防御策となります。

第三に、入浴です。忙しい時期こそシャワーで済ませず、40度前後のぬるめのお湯に15分ほど浸かってください。これにより高ぶった交感神経が静まり、リラックスを司る副交感神経が優位になります。春の健康維持は、頑張ることではなく、いかに上手に「緩めるか」にかかっています。自分自身を労わる時間を意識的に確保することが、新生活を完走するための秘訣です!
古くから「春の皿には苦味を盛れ」という言葉があります。春に旬を迎える食材には、他の季節にはない独特の苦味と香りがあり、これらは冬の間、寒さに耐えるために代謝を落とし、脂肪や老廃物を溜め込んだ私たちの体を目覚めさせる役割を担っています。

春の代表的な味覚である山菜(ふきのとう、タラの芽、つくし、菜の花など)に含まれる苦味成分は、植物性アルカロイドやポリフェノールの一種です。これらには毛細血管を広げて血流を促し、腎臓の機能を高めて体内の毒素を排出するデトックス効果があると言われています。まさに、春の苦味は自然界が提供してくれる「天然の解毒剤」と言ってもよさそうですね。

この季節のデトックスを、より手軽かつ華やかに食卓へ取り入れるおすすめの料理をひとつ挙げるとすると「菜の花とあさりの春色パスタ」がオススメです。菜の花は、ビタミンCやミネラルが豊富で、そのほろ苦さが特徴。そこに、産卵を控え身がふっくらと肥えたあさりを合わせます。あさりに含まれるタウリンは、春の環境変化で疲れやすい肝臓の働きをサポートしてくれます。  

作り方は至ってシンプル!フライパンでニンニクとあさりを炒め、酒で蒸し煮にして旨味を引き出します。そこへ、パスタと一緒にさっと茹で上げた鮮やかな緑の菜の花を加えるだけ。あさりの潮の香りと菜の花の苦味が絡み合う一皿は、海と山それぞれの幸のマリアージュ。春分の日の精神といえる「自然への感謝」にも通じます。

マリアージュといえば、たけのことワカメを合わせた「若竹煮」も古くからの定番です。

4月に旬の盛りを迎えるたけのこは食物繊維が豊富で、新陳代謝を活発にするチロシンという成分を含んでいます。

これに、同じ時期に新芽が出るワカメを合わせることで、海のミネラルと山のエネルギーを同時に摂取することができます。食材が最も輝く時期に、お互いを引き立て合う組み合わせでいただきましょう。  

食という字は「人に良い」と書きます。3月から4月にかけての旬の食材を意識的に取り入れることは、単なる栄養補給ではなく、自然のリズムに自分のリズムを同調させる行為です。スーパーの店先に並ぶ春野菜の鮮やかな緑や、魚のみずみずしさを感じながら、ゆっくりと噛み締めて食べる。そのひとときが、あなたの心と体を内側から健やかに作り変えてくれることでしょう。
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